マカオ、強盗被害を自作自演のマレーシア人を逮捕「カジノの負けを家族から叱責されたくなかった」

マカオ司法警察局は6月10日、架空の強盗事件をでっち上げ、自らを「被害者」に仕立て上げた「虚構犯罪」の疑いでマレーシア人の男(37)を逮捕、送検したことを明らかにした。

司法警察局の発表によると、男は同月8日の深夜1時頃、マカオフェリーターミナルのカジノシャトルバス乗降場付近の地下道で何者かに硬いもので襲撃され、およそ1万8千香港ドル(日本円換算:約25万円)を奪われたと警察に通報していた。その後の警察の調べで男の証言に不審な点があり、現場の環境や証拠を含めて総合分析した結果、狂言である疑いが強まったという。

男は最終的に罪を認めたといい、マカオのカジノで負けてしまい、家に帰って家族に叱責されるのを恐れて被害をでっちあげたと供述したとのこと。

カジノ(イメージ)—本紙撮影

カジノ(イメージ)—本紙撮影

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