マカオ管弦楽団が『のだめカンタービレ』コンサート二夜連続開催…カップルで賑わう

マカオ管弦楽団が2月10、11日の二夜連続で「ジャパニーズ・ドラマ・クラシック『のだめカンタービレ』ミュージックコンサート」をマカオタワー・オーディトリアムで開催。

24歳でブザンソン国際指揮者コンクールで優勝した経験を持つ呉曜宇さん、9歳から国際的な活動を開始し、数々の音楽賞受賞経験を持つピアニストのクレア・フアンチさんをゲストに迎え、ドラマの中で使われたクラシック音楽の名曲の数々をおよそ90分間に渡って披露した。

『のだめカンタービレ』は二ノ宮知子さん原作のクラシック音楽をテーマにした日本の漫画作品。テレビドラマ版は日本国内で2006年10月から12月まで放送され、その後、マカオもカバーする香港の大手民放局が『交響情人夢』のタイトルで同作の翻訳版を放送したことで、現地でも高い知名度と人気を誇る。

「ジャパニーズ・ドラマ・クラシック『のだめカンタービレ』ミュージックコンサート」(写真:ICM)

「ジャパニーズ・ドラマ・クラシック『のだめカンタービレ』ミュージックコンサート」(写真:ICM)

マカオ管弦楽団を管轄するマカオ政府文化局(ICM)が2月12日に発出したプレスリリースによれば、バレンタインデーを直前に控え、会場は多くのカップルで賑わい、素晴らしい音楽を聴きながら、主人公の野田恵(のだめ)と千秋真一が繰り広げるラブストーリーの世界に浸っていたとのこと。

なお、同コンサートは当初一夜限りの公演を予定していたが、チケット発売開始直後から話題となり、急遽追加公演が決まり、二夜連続開催となった。

マカオ管弦楽団は日本の音楽家をゲスト奏者として招聘した公演を行うことも多く、昨年(2016年)には東京で開催されるクラシック音楽の祭典、「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2016」に出演したほか、立教大学交響楽団と交流するなど、日本との縁も深いことで知られる。

手前がピアニストのクレア・フアンチさん(写真:ICM)

手前がピアニストのクレア・フアンチさん(写真:ICM)

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