2月の訪マカオ旅客数、対前年5.6%減の249.5万人=1〜2月累計では5.5%増

マカオ政府統計調査局は3月23日、今年(2017年)2月の訪マカオ旅客数統計を公表。月次の旅客数は前年同月から5.6%、前月から13.2%のそれぞれ減となる延べ(以下同)249万5196人だった。

中華圏を中心に大型連休となる春節が昨年は2月、今年は1月だったことを考慮すると、1〜2月累計で比較する必要がある。

今年2月の訪マカオ旅客全体のうち、宿泊を伴う旅客が前年同月から3.6%増の123万1960人で、日帰り旅客が13.2%減の126万3236人。旅客の平均滞在時間は1.2日で前年同月から0.1日増で、日帰り旅客の滞在時間が横ばいの0.2日、宿泊を伴う旅客が0.1日増の2.2日。

かつて、訪マカオ旅客の大半が日帰りだったが、宿泊を伴う旅客は2月まで19ヶ月連続で対前年増となっている。昨年6月から12月まで7ヶ月連続で宿泊を伴う旅客が日帰り旅客の数を上回ったが、今年1、2月は日帰り旅客が過半数を占めた。

今年2月の訪マカオ旅客のうち、居住地別で最多だったのは中国本土旅客で、前年同月から7.5%減の166万5220人。このうち個人旅客に限ると11.9%減の88万9353人だった。中国本土旅客が全体に占める割合は66.7%。

その他の主要居住地では、人数が多い順に香港が8.6%減の50万1141人、台湾が0.6%増の8万7010人、韓国が31.3%増の8万2764人、日本が29.5%増の2万7058人。

なお、1〜2月の累計訪マカオ旅客数は537万1242人で、前年の同じ時期から5.5%増。このうち中国本土旅客は5.9%増の366万2575人で、全体の68.2%を占めた。

このほか、マカオのカジノ監理当局DICJが3月1日に公表した資料によれば、今年2月の月次カジノ売上は前年同月から17.8%増の229.91億パタカ(日本円換算:約3194億円)だった。1〜2月累計では10.6%増の422.46億パタカ(約5869億円)。

マカオ随一の観光名所、世界遺産・聖ポール天主堂跡(資料)=2016年7月-本紙撮影

マカオ随一の観光名所、世界遺産・聖ポール天主堂跡(資料)=2016年7月-本紙撮影

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