マカオ、タイパフェリーターミナル5月18日開幕式典、6月1日運用開始=着工から12年

マカオ、タイパ島北安地区で建設が進められてきたタイパフェリーターミナルが今月(5月)18日に開幕式典を開催し、6月1日から運用を開始することが明らかになった。

タイパフェリーターミナルは2005年に着工。当初、マカオ半島にある外港フェリーターミナルの補助的施設と位置付けられていたが、2006年に重要港へと格上げされ、2009年に拡張プランが決定した。当初の運用開始予定は2013年中の予定だったが、大幅に工事が遅延。長きにわたって簡素な仮施設での長期運用を余儀なくされていた。

マカオ国際空港の隣接地にあり、大型IR(統合型リゾート)集積エリアとして開発が進むコタイ地区にも近いことから、新たな海の玄関口としての役割に期待がかかる存在だ。建設中のマカオ新交通システム(マカオLRT)の駅も併設される。

タイパフェリーターミナル=マカオ・タイパ島北安地区-本紙撮影

タイパフェリーターミナル=マカオ・タイパ島北安地区-本紙撮影

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