マカオ「市民防衛オペレーションセンター」正式オープン=旧施設の7倍規模

マカオ警察総局は5月23日、タイパ島北安地区にある出入境事務廳ビル3階フロアに新たな「市民防衛オペレーションセンター」を開設した。

施設の総面積は旧施設の7倍に相当する826平米で、オペレーションルーム、無線コントロールルーム、会議室等で構成される。平時は税関、治安警察局、消防局のメンバーらが24時間体制で任務にあたり、大型台風の襲来時や突発的な事故が発生した際には、関係機関の代表が集まり、指令本部として機能するという。

なお、旧施設時代にセンターが稼働した例として、台風警報シグナル8号以上発令時のほか、コンピューターの誤作動による混乱が懸念された「2000年問題」(1999年12月31日)及び同年の「400年に1度の世紀末の閏日」(2000年2月28日)への対応が挙げられる。

今回、新センターのオープンに合わせ、大型台風襲来を想定した訓練が実施され、各部門間の連携などを確認。当初予定通りのスケジュールで順調に完了したとのこと。

新「市民防衛オペレーションセンター」で実施された大型台風襲来を想定した訓練の様子=マカオ・タイパ島(写真:マカオ警察総局)

新「市民防衛オペレーションセンター」で実施された大型台風襲来を想定した訓練の様子=マカオ・タイパ島(写真:マカオ警察総局)

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