マカオカジノ監理当局、運営会社にゲーミングテーブルでのスマホ使用禁止の厳格運用を要求…実況中継による代理ベット防止策

マカオ司法警察局は6月16日、マカオのカジノVIPルームのバカラテーブルのゲームの様子をSNSメッセージアプリを通じて実況中継し、不特定多数の客から代理ベットを請け負い違法に利益をあげていたグループの男17人(中国本土出身13人、マカオ出身4人)を逮捕したと発表した。

マカオでは、ゲーミングテーブルにおけるスマホの使用が禁じられている。今回の事件を受け、マカオのカジノ監理当局に当たるDICJは同日午後、カジノ運営会社及びVIPルーム運営会社に対してスマホ使用禁止を厳格運用するよう要求したほか、カジノ施設内における通信端末の使用を監視するための設備を導入する必要がある旨を伝え、違反があった場合は速やかに司法警察局に通報するよう通達を行なったとのこと。

DICJでは、司法警察局と連携してカジノ施設内における監視を継続し、規則違反の発生予防に努める姿勢をあらためて示した。

違法な代理ベットサービスを提供していたとして検挙されたグループのアジトから押収された証拠品(写真:マカオ司法警察局)

違法な代理ベットサービスを提供していたとして検挙されたグループのアジトから押収された証拠品(写真:マカオ司法警察局)

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