6月マカオの蚊の繁殖指数、例年並みの高水準…衛生局がデング熱やジカ熱の予防呼びかけ

マカオ政府衛生局は8月9日、今年(2017年)6月の繁殖指数(誘蚊産卵器指数)がマカオ全域で64.1%を記録し、2002年以降の同じ月の平均値である66.4%と近い高水準だったと発表した。

地区別では、マカオ半島の筷子基地区が69.1%、黒沙環地区が71.4%、沿岸地区が67.2%、離島ではタイパ島の海洋地区で65.2%、コロアン島で88.5%を記録し、全域平均を上回った。

衛生局では、デング熱やジカ熱を媒介するヒトスジシマカはマカオに生息しており、雨季である現在は繁殖しやすい状況にあるため、住民に対して蚊の発生源となる水たまりの除去に努めるなどの協力を呼びかけた。

今年に入って以降、マカオでは3例の域内、5例の輸入性デング熱感染事案が確認されている。

マカオ衛生局によるデング熱への注意を呼びかける告知物(資料)-本紙撮影

マカオ衛生局によるデング熱への注意を呼びかける告知物(資料)-本紙撮影

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