マカオ、チャリティー騙り路上でキーホルダー販売の中国人男女逮捕

マカオ治安警察局が8月14日にマカオ半島中心部で防犯パトロールを行った際、水坑尾街バス停付近の路上で寄付を求めるプラカードを持った男女が通行人に声掛けしてキーホルダーを販売しているのを発見。

警察官が男女を制止し、身分証の確認を行ったところ、いずれも中国本土出身の20代で、合法的にマカオに滞在していることが確認できる旅行証券及び中国本土の機関が発行した身体障がい者証明書1枚を提示したという。ただし、就労に必要なビザは持っていなかった。

その後の警察の調べで、2人の所持品、携行品、宿泊先からおよそ500個のキーホルダーを発見。警察官が筆談形式で2人から事情を聴いたところ、キーホルダーは中国本土のショッピングモールで購入したもので、マカオで販売することで利益を得るのが目的だったこと、これまでに260パタカ(日本円換算:約3580円)及び180香港ドル(約2250円)を売り上げていたことなどを認めたとのこと。警察は、2人の行為が違法就労にあたるとし、身柄を労工事務局へ引き渡す方針。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ治安警察局)

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