マカオのカジノIR併設ビュッフェで集団食中毒発生…7グループ25人

マカオの食品行政を掌管するマカオ政府民政総署(IACM)は8月17日、同月10日以降、衛生局から7グループ25人の食中毒患者を確認したこと、すべて同一レストランでの食事歴があったとする通報があったと明らかにした。

衛生局の調査で、7グループの25人は8月8日及び13日にコタイ地区の大型カジノIR(統合型リゾート)ギャラクシーマカオ併設のビュッフェスタイルレストラン「フェスティバ」で食事をしていたことが判明したという。

10日に最初の症例を確認後、IACM食品安全センターがレストランに立ち入り検査を実施し、原因とみられる海産物の焼き物の提供を停止するよう要求した。また、15日にも同センターが再検査を実施し、スタッフに対して食品の保管、交差汚染防止対策措置についての意識向上を図ったという。しかしながら、再び食中毒が発生したため、提供停止食材を解凍したエビやカニ、貝類といった高リスク食材に拡大したとのこと。

GEGの旗艦施設、ギャラクシーマカオの俯瞰(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

GEGの旗艦施設、ギャラクシーマカオの俯瞰(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

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