18年6月の訪マカオ旅客数、対前年9.4%増の約260万人…上半期累計では8.0%増

近年、訪マカオ旅客数は安定的な右肩上がりで推移。昨年(2017年)通期の訪マカオ旅客数は前年から5.4%増の延べ(以下同)3261万0506人に達し、過去最多を記録した。今年に入って以降も好調が続いている。

マカオ政府統計調査局は7月23日、今年(2018年)6月の訪マカオ旅客数統計を公表。月次の旅客数は前月から3.8%減、前年同月から9.4%増となる260万2853人だった。前月は労働節の大型連休があった。

今年6月の訪マカオ旅客全体のうち、宿泊を伴う旅客が前年同月から7.2%増の144万5431人、日帰り旅客が12.4%増の115万7422人。旅客の平均滞在時間は前年同月から横ばいの1.3日。宿泊を伴う旅客に限ると0.1日延びて2.2日に、日帰り旅客は横ばいの0.2日。

今年6月の訪マカオ旅客のうち、国・地域別で最多だったのは中国本土旅客で、前年同月から13.5%増の175万2222人。このうち個人旅客に限ると15.0%増の81万0339人。中国本土旅客が全体に占める割合は67.3%。

その他の国・地域では、人数が多い順に香港が2.0%増の50万1451人、台湾が7.8%増の9万2897人、韓国が13.4%減の5万7787人、フィリピンが13.9%増の2万6497人、日本が9.8%増の2万4886人。

入境ルート別では、陸路が12.1%増の147万8786人、海路が1.4%増の85万4073人、空路が24.7%増の26万9994人。

今年上半期(1〜6月)累計の訪マカオ旅客数は前年の同じ時期から8.0%増の1681万4190人。このうち中国本土旅客は13.3%増の1170万5164人で、全体の69.6%を占めた。その他の国・地域では、人数が多い順に香港が3.7%減の300万0131人、台湾が0.9%増の52万4947人、韓国が2.2%減の42万3952人、日本が0.4%減の15万8191人。

なお、マカオのカジノ監理当局DICJが7月1日に公表した資料によれば、今年6月の月次カジノ売上は前月から11.7%減、前年同月から12.5%増となる224.90億パタカ(日本円換算:約3088億円)。上半期の累計でも前年同期比18.9%増の1502.17億パタカ(約2兆0625億円)で、旅客数の上昇率を大きく上回る結果となっている。

マカオ随一の観光名所、世界遺産・聖ポール天主堂跡(資料)=2016年7月-本紙撮影

マカオ随一の観光名所、世界遺産・聖ポール天主堂跡(資料)=2016年7月-本紙撮影

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