メルコ・インターナショナル、純利4倍増—12年

メルコ・インターナショナル・ディベロップメント社(新濠國際、以下メルコ)は28日、2012年度業績の発表を行った。会社オーナーに帰属する利益は11.219億香港ドルを記録し、前年度の約4倍の水準となった。

グループのゲーミング及びマカオ事業ユニット、メルコ・クラウン・エンターテインメント社が米国GAAPの下で41億米ドルの準収益、9,022億ドルの調整後EBITDAを上げ、それぞれ前年比約8%、11%増。マスゲーミング部門の収益拡大とコスト管理の厳格化が奏功したという。

メルコが主要権益を持ち、現在コタイ地区で開発を進む複合リゾート施設「スタジオ・シティ(新濠影匯)」については、有利な条件で資金充当ができたとし、2015年中の完成予定としている。

シティ・オブ・ドリームズ併設カジノのマスゲーミングフロア(資料)—本紙撮影

シティ・オブ・ドリームズ併設カジノのマスゲーミングフロア(資料)—本紙撮影

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