マカオの富豪がロールス・ロイス30台発注、史上最大規模

マカオで豪華カジノリゾートホテル「ルイ13世ホテル」の開発を行うルイ13世ホールディングス社は9月17日、同社の共同会長でマカオの富豪として知られるステファン・フン(洪永時)氏が前日英国のロールスロイス本社を訪れ、ホテルの送迎車用にロールス・ロイスのファントム(ロングバージョン)30台の予約購入契約を行ったと発表。

今回のオーダー分はビスポークと呼ばれるカスタムメイドで生産され、合計金額は2千万米ドル(日本円換算:約21億7千万円)にも及ぶという。また、30台という数については、単一注文としてロールスロイス社の過去最大記録を塗り替えるものとのこと。納品予定は2016年。

ルイ13世ホテルはコタイ地区の最もコロアン島寄りの場所で建設が進められており、開業予定は2016年上期を予定している。ロールス・ロイス送迎車をひとつの目玉にしたい意向で、ホテル内にロールスロイス専用道路や駐車場を設ける計画。

ルイ13世ホールディングス(Louis XIII Holdings/路易十三集團)は香港証券取引所メインボード上場企業で、2013年にポールY.エンジニアリング(Paul Y. Engineering/保華建業)から社名変更を行った。

中央左がルイ13世ホールディング社ステファン・フン共同会長の、中央右がロールス・ロイス・モーターカーズ社トルステン・ミュラー・エトヴェシュCEO(写真:Louis XIII Holdings Ltd.)

中央左がルイ13世ホールディング社ステファン・フン共同会長の、中央右がロールス・ロイス・モーターカーズ社トルステン・ミュラー・エトヴェシュCEO(写真:Louis XIII Holdings Ltd.)

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