身分証不携行の日本人ら一時拘束=マカオ警察、サウナなど娯楽施設対象に深夜の浄化作戦を展開

マカオ警察当局は12月11日深夜から12日未明にかけて、「落雷作戦2014」と題した犯罪撲滅キャンペーンの一環として、ホテル内にあるサウナなど夜の娯楽施設を重点対象とした浄化作戦を展開した。

今回の作戦には45人の捜査員と警察犬2頭が動員され、5時間半にわたって9ヶ所のカジノなどを捜索。調査対象者は632人(男性412人、女性220人)に及び、日本人を含む34人が身分証不携行などで一時警察に拘束された。警察の発表によると、一時拘束者のうち中国本土出身者が18人を占め、1人がオーバーステイだったという。

マカオでは、今年(2014年)上半期の不法滞在者が3.7万人に達しており、大きな社会問題となっている。

なお、マカオでは滞在中に写真付き身分証(旅行者の場合はパスポート及びマカオ入境時に交付される滞在期限などが記載された入境申報票)の携行義務がある。

マカオ警察当局が12月11日深夜から12日未明にかけて実施した「落雷作戦」の様子(写真:澳門治安警察局)

マカオ警察当局が12月11日深夜から12日未明にかけて実施した「落雷作戦」の様子(写真:澳門治安警察局)

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