マカオの経済成長スピード「最速」=米シンクタンク発表の世界300都市ランキング

米シンクタンクのブルッキングス研究所が1月22日に発表した「2014年都市成長スピードランキング」の中で、マカオが前年に続いて首位の座をキープした。ランキングは世界300の大都市を対象にしたもので、経済成長率、給与上昇率などをベースとしている。ブルッキングス研究所とJPモルガン・チェースが合同で調査を実施した。

調査によると、2013-14年のマカオの経済成長率は8%、給与上昇率は4.2%となり、居民1人あたり平均所得は世界最高水準の9万3849米ドル(日本円換算:約1109万円)に達したという。30ヶ所以上のカジノ施設を抱えるマカオは、域外からのギャンブラーの誘致に成功しており、ツーリズム産業の発展が居民の生活水準の向上につながっているとの見方だ。

なお、トルコの都市が前年から順位を上げてランクインし、2位にイズミル、3位にイスタンブール、4位にブルサ、9位にアンカラが入った。中国本土では6位に昆明(雲南省)、7位に杭州(浙江省)、8位にアモイ(福建省)、10位に福州(浙江省)。5位はアラブ首長国連邦のドバイ。先進国主要都市の主要都市では、ロンドンの26位が最高だった。

カジノ付大型IR(統合型リゾート)施設が建ち並ぶマカオ半島・新口岸地区(資料写真)—本紙撮影

カジノ付大型IR(統合型リゾート)施設が建ち並ぶマカオ半島・新口岸地区(資料写真)—本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月24日、マカオ半島新口岸地区にあるマカオグランプリ博物館でレゴ…
  2.  マカオ政府衛生局は4月23日夜、マカオで「人食いバクテリア」と呼ばれる細菌のひとつ、ビブリオ・バ…
  3.  このほどマカオ政府財政局が公表した最新の財政収支資料によれば、今年(2024年)1〜3月累計の歳…
  4.  今年(2024年)6月23日から7月3日にかけて、マカオでISF(国際学校スポーツ連盟)「ワール…
  5.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)グランドリスボアパレス(上葡京)で4月22日、世界…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun