マカオに贈呈のパンダ決定、オス「ヤーリン」とメス「スーロン」=返還15周年記念のプレゼント

マカオ政府行政法務庁長官事務所は3月31日、中国中央政府から返還15周年を記念してマカオへ寄贈されるジャイアントパンダの個体選定作業が前日までに完了し、オスの「ヤーリン(婭林)」とメスの「スーロン(蜀蓉)」のつがいに決定したことを明らかにした。

ヤーリンは7歳、スーロンは8歳で、四川省にあるパンダ保護研究センターにいる55頭の候補の中から専門家らによる性格面や遺伝学的見地による判断により選定された。2頭は今年(2015)6月をメドにマカオへ到着する予定とのこと。

また、返還10周年の際にマカオへ寄贈された個体で、現在、マカオジャイアントパンダパビリオンで飼育、展示されているオスの「カイカイ(開開)」については、ヤーリンとスーロンの到着後、全国ジャイアントパンダ繁殖計画に参加するため中国本土に里帰りし、そのままマカオ戻らない見通し。

返還15周年を記念してマカオへ贈呈されるジャイアントパンダの個体が決定。左がメスの「スーロン」、右がオスの「ヤーリン」(写真:GSAJ)

返還15周年を記念してマカオへ贈呈されるジャイアントパンダの個体が決定。左がメスの「スーロン」、右がオスの「ヤーリン」(写真:GSAJ)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は4月24日、同月22日に路線バスの車内で乗り合わせていた20代の女性の臀部に下…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月24日、マカオ半島新口岸地区にあるマカオグランプリ博物館でレゴ…
  3.  マカオ政府衛生局は4月23日夜、マカオで「人食いバクテリア」と呼ばれる細菌のひとつ、ビブリオ・バ…
  4.  このほどマカオ政府財政局が公表した最新の財政収支資料によれば、今年(2024年)1〜3月累計の歳…
  5.  今年(2024年)6月23日から7月3日にかけて、マカオでISF(国際学校スポーツ連盟)「ワール…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun