マカオ、中華圏以外からのインバウンド旅客数の回復進む…2024年1〜7月累計122%増の130万人超に

 マカオ政府旅遊局(MGTO)は8月13日、同局として中華圏(中国本土・香港・台湾)以外からの国際旅客ソースの開拓に取り組む中、臨時データによる今年(2024年)1〜7月累計の国際インバウンド旅客数が前年同時期から122.0%増の延べ134万1605人に上り、コロナ前2019年同時期の68.1%まで回復したことを明らかにした。

 また、マカオ政府統計・センサス局公表の最新データでも今年上半期累計のインバウンド旅客数は前年同時期から43.6%増の延べ1600万人超、国際旅客に限ると146.3%増の延べ約117万人だったことを挙げ、回復ぶりは同じく顕著との見方を示した。

 夏休みの旅行シーズンにあたる8月について、臨時データによる8月1〜12日累計のインバウンド旅客数が延は148万人超、単日平均にして延べ約12.4万人とのこと。

 同局では、インバウンド旅客誘致の方針として、中華圏市場からの旅客を確固たるものとすると同時に、北東アジア及び東南アジア市場を重点ターゲットとし、欧米等の長距離市場については段階的に開拓を進めていくことを掲げ、今年第1四半期から北東及び東南アジアで大規模な観光プロモーションイベントを実施するなど、国際旅客が旅行先としてマカオを選択することを促すための各種方策を講じている。

マカオの2024年1〜7月累計の国際インバウンド旅客数が延べ130万人超に(資料)=世界遺産・セナド広場(写真:MGTO)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ金融管理局が9月11日に公表した今年(2024年)7月の住宅及び商業物件向けローン関連統計…
  2.  マカオ治安警察局は9月10日、同月4日に路線バスの車内で乗り合わせていた30代地元女性へ痴漢行為…
  3.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)は同空港のオープンに合わせ、1994年9月13日に…
  4.  澳門海關(マカオ税関)は9月10日、違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)に対する取り締まりの一環…
  5.  マカオの統合型リゾート(IR)運営企業ギャラクシーエンターテインメントグループ(GEG)は9月1…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年9月号
(vol.135)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun