マカオ・新口岸地区に新たな歩行者用ルート開設…大回り解消

 マカオ政府公共建設局、交通事務局、市政署は10月15日、マカオ半島の繁華街のひとつにあたる新口岸エリアにある公園「藝園」内に新たな歩行者用ルートを開設し、同月17日午前10時から運用を開始すると発表。

 従来、エリアを南北に貫く幹線道路「友誼大馬路」のスターワールドホテルやウィンマカオのある東側とプレジデントホテルやランドマークホテルのある西側を往来する際、横断歩道を利用するには藝園のフェンス外の大回りを余儀なくされたが、新設の歩行者用ルートでは最短ルート化を実現するとともに、バリアフリー対応や横断歩道の横幅拡張のなども同時に行われたとのこと。

マカオ半島新口岸エリアに新設される歩行者ルートのイメージ図(画像:マカオ政府公共建設局、交通事務局、市政署)

 当局発表によれば、マカオの首長にあたる行政長官が新口岸エリアを視察した際、周辺道路交通施設の利便性を高める必要性を指摘したことをきっかけに改善に取り組んだ事例といいう。

 大回りが必要となる状況下、プレジデントホテル前の友誼大馬路付近は違法な道路横断の頻発地点のひとつとなっており、今回の新たな歩行者用ルートの開設により、状況の改善も期待される。

新たな歩行者用ルートの開設に合わせ横幅12メートルに拡張されるプレジデントホテル前の横断歩道(写真:マカオ政府公共建設局、交通事務局、市政署)

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