マカオ、2025年1〜9月の電子決済額に関する統計公表…飲食業2.2%増も小売業は6.5%減
- 2025/11/9 10:29
- 産業・経済
マカオ政府統計・センサス局は11月7日、今年(2025年)9月及び1〜9月累計の電子決済額統計(飲食業・小売業編)を公表。
今年1〜9月累計の飲食業における電子決済額は前年同時期から2.2%増の101.0億パタカ(日本円換算:約1934億円)。小売業については6.5%減の372.8億パタカ(約7139億円)だったが、このところ減少幅の縮小が進んでいる状況。
今年9月単月の飲食業における電子決済額は前月から13.9%減、前年同月から0.3%減の10.4億パタカ(約199億円)。前年同月との比較では、ファストフード(+9.0%)と粥麺店(+8.1%)が増、チャイニーズスタイルの酒楼・飯店(-5.5%)が減。夏休みだった前月との比較では全ジャンルで減となり、中でも西洋式レストラン(-26.1%)とチャイニーズスタイルの酒楼・飯店(-21.0%)が顕著な減に。
今年9月単月の小売業における電子決済額は37.0億パタカ(約709億円)で、前年同月から2.1%増、前月から19.7%減。前年同月との比較では、ドラッグストア(+26.8%)、コスメティック・衛生用品(+13.4%)、スーパーマーケット(+9.1%)が増、革製品(-5.2%)は減。夏休み効果が減退したことで、前月比では全面的に減となったが、スーパーマーケット(+10.1%)は増に。
本統計はマカオの主要な電子決済事業者(マカオにおける電子決済総額の95%を占める)から提供された関連データを同局のデータとリンクさせ、統合したもので、2025年1月分から月次ベースでの公表が始まった。























