マカオ税関、運び屋による密輸事案を6日間で5件摘発…手荷物内に隠す手口や越境自家用車悪用など
- 2025/11/11 20:43
- 社会・政治
澳門海關(マカオ税関)は11月10日、違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)に対してIT技術を採用するなど水際における法執行を強化して臨む中、直近6日間(10月31日から11月5日まで)にマカオと中国本土との間の主要な陸路の玄関口にあたる關閘及び港珠澳大橋マカオ側イミグレーションで運び屋による密輸事案を5件摘発したと発表。
発見に至った密輸品の内訳は、中古電子製品16点、コスメティック製品4点、シガー1954.05グラム、中国白酒0.5リットル、未申告食材16.3キログラム、未検疫食材82.5キログラムで、未申告食材と未検疫食材が中国本土からマカオへの密輸入、その他はマカオから中国本土への密輸出事案だったとのこと。
未申告食材と未検疫食材の密輸入事案は、事前警戒アラートをきっかけに検査対象とした2台の越境自家用車の車内に隠したもので、残る3件の密輸出事案については出境ルート上にある税関検査場において、徒歩での通関者の不自然な様子などから検査対象として呼び止めた人物が着衣のポケット内や携行品に偽装を施すなどして隠したものだったという。

上述の5件の密輸事案に関与した5人は26〜59歳のマカオ居民及び中国本土居民で、税関では、全員を対外貿易法違反で起訴。このうち、未申告食材と未検疫食材の密輸入に絡む2人については、衛生検疫・植物検疫規定に基づき、市政署が引き継いで処理を進めるとした。
一昨年(2023年)初頭のウィズコロナ転換による水際措置の緩和に伴い、マカオと中国本土、香港との相互往来が容易になって以降、いわゆる運び屋が絡む密輸入、密輸出事案が摘発されるケースが増えており、物品を着衣の下に隠すなどの手口や越境自家用車の悪用が目立つ。
税関では、市民に対して出入境における携行品の出入りに関する法令を遵守し、報酬を目当てに運び屋行為へ従事しないよう重ねて呼びかけを行うとともに、今後も水際における各種取り締まりを強化して臨む考えを示した。





















