マカオ、2025年3Qのモバイル決済額が前四半期比3.6%増も件数は1.4%減
- 2025/11/17 9:11
- 産業・経済
マカオ金融管理局は11月14日、今年第3四半期(2025年7〜9月)のモバイル決済及びクレジットカード、デビットカードに関する統計を公表。
マカオローカルのモバイル決済の決済額は前の四半期から増加した一方、件数は減少。マカオの銀行が発行したクレジットカードとデビットカードの決済額はいずれも増加した。詳細は以下の通り。
今年第3四半期のマカオローカルのモバイル決済総額は前の四半期から3.6%増の84億パタカ(日本円換算:約1623億円)で、1取引当たりの平均決済額は87.0パタカ(約1680円)だった。決済件数は1.4%減の9665万件に。今年9月末時点のモバイル決済受理端末及び二次元バーコード付きサイネージの数は約11万0821台/個。
今年9月末時点におけるマカオの銀行が承認したクレジットカードの与信総額は0.5%増の505億パタカ(約9755億円)。カード債券総額は26億パタカ(約502億円)で、このうち支払い先送り分が未収債券の29.1%にあたる7億7000万パタカ(約149億円)。支払い予定日から3ヶ月以上の未収金比率は0.1ポイント下落の2.7%。
今年第3四半期のマカオ発行クレジットカードの決済総額は7.8%増の63億パタカ(約1217億円)。このうち、キャッシングが1億4000万パタカ(約27億円)で、決済総額の2.3%を占めた。決済件数は4.8%増の1314万件。このほか、利息及び手数料を含む返済総額は12.3%増となる64億パタカ(約1236億円)。現金引き出しを除くデビットカードの決済件数は175万件、決済総額は9.7%増の4億8000万パタカ(約93億円)。
参考までに、マカオの人口は約68万人、年間インバウンド旅客数は約3492万人(2024年実績)。マカオ政府は2021年、新型コロナ経済支援対策の一環として、市民のモバイル決済プラットフォームアカウントに電子マネーを配布する初の試みを実施。2022年6月にも同様のスキームが再実施され、同年10月には新たな電子マネーでの給付金もあった。アフターコロナでも、マカオ政府によるモバイル決済を対象とした消費促進プロモーションが度々展開されている。コロナ禍で政府が電子政務を積極的に推進したほか、オンラインショッピングやモバイルアプリを活用したフードデリバリーの利用も普及し、現金決済からキャッシュレス決済の移行が急速に進み、すっかり定着した状況。マカオにとって第一、第二の旅客ソースにあたる中国本土や香港で普及するモバイル決済プラットフォームがマカオで利用できるシーンも拡大している。























