マカオ、スロット専門カジノのひとつモカ・グランドドラゴン店が営業終了…ホテルロイヤル店も12月28日まで

 マカオでは、2023年1月1日に施行された改正娯楽場幸運博彩経営法律制度(通称「新カジノ法」)の規定により、コンセッション事業者の所有する物件内に設置されないカジノ施設(いわゆる衛星カジノやスロットマシン専門カジノのモカクラブ)について、従来の形態で運営できなくなり、その過渡期が3年間(2025年12月31日まで)設けられているが、満期を待たずに早じまいする施設が相次いでいる状況。

 マカオ政府博彩監察協調局(DICJ、カジノ規制機関)は11月25日、マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角、メルコリゾーツ(マカオ)社に属するスロット専門カジノ「モカクラブ」の支店のひとつで、タイパ島のグランドドラゴンホテルに併設する「モカ・グランドドラゴン店」のクローズ作業が同日の朝までに無事完了したと発表。

モカ・グランドドラゴン店のエントランス閉鎖作業の様子=2025年11月25日(写真:DICJ)

 同施設では、前(24)日午後11時59分をもって正式に営業を終了した後、DICJがゲーミングマシンの稼働停止手続き及び積極的に各関連部門間と協調を行いながら、退去を含む関連事項の対応などを整然と進めたとのこと。

 また、政府労工事務局の職員がクローズ作業中の現場に入り、従業員の質問に応じたり、事後フォローアップのためのホットラインに関する情報提供を行ったほか、治安警察局及び司法警察局の警察官が場内及び周辺で秩序維持の任にあたり、クローズ手続き全体は円滑かつ秩序良く進んだという。同局では、同施設の64人の従業員につき、適切に処遇するよう運営会社側に求めたとした。

 メルコリゾーツ(マカオ)社では、今年6月にモカクラブの6店舗のうち3店舗を年内にクローズする方針を発表。クォンファ店が9月24日にクローズ済み。同社は25日にプレスリリースを発出し、ホテルロイヤル店についても12月28日午後11時59分をもって営業を終了すること、クローズ対象の3店舗に割り当てられていたゲーミングマシンをグループの他のカジノに再配置すること、クローズ対象となる施設のローカル従業員をマカオのグループ施設に配置転換するかたちで雇用を維持することなどを明らかにした。

モカ・グランドドラゴン店のエントランス閉鎖作業の様子=2025年11月25日(写真:DICJ)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は12月6日、マカオの地域コミュニティにおける治安環境浄化を目的とした違法売春に…
  2.  今年(2025年)で44回目を迎えた「2025ギャラクシーエンターテインメント・マカオ国際マラソ…
  3.  マカオ司法警察局は12月5日、日本路線を含むマカオ国際空港を発着するフライトの機内で6件の窃盗事…
  4.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進む中、歩行者の禁止場所や赤信号での道路横断行為が…
  5.  マカオ市政署(IAM)は12月5日、タイパ島随一の観光名所として知られるタイパビレッジの官也街(…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  2.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  3.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  5.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…

イベントカレンダー

12月 2025
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31     
« 11月   1月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年12月号
(vol.150)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun