タイからフィリピン経由でマカオへ大麻密輸…マレーシア人の運び屋の男逮捕、最終目的地は香港

 マカオ司法警察局は12月3日、マカオ国際空港の旅客ターミナルビル外にある車寄せにおいて、麻薬の密輸に関与したとしてマレーシア人の男(18)を逮捕したと発表。

 同局によれば、ある犯罪組織が運び屋を使って空路マカオへ麻薬を密輸入した上、近隣地区への密輸出を企図しているとの情報をキャッチし、タイ及び香港の警察当局と合同捜査を進めた末、マレーシア人の男1人をマークしていたという。この男が12月2日夜にマカオ国際空港へ到着し、迎えの車で出発しようとした際、配備を敷いていた同局が男の身柄を拘束するとともに、男が所持していたスーツケースの中から乾燥大麻とみられる物品の入ったアルミホイルで包まれた真空パック12袋を発見。同局刑事技術部門による緊急検査で、当該物品が大麻であることが確認され、重量は包装込みで合計約6279グラム、末端価格にして約627万パタカ(日本円換算:約1億2135万円)相当分だったとのこと。

 同局の調べで、男はマレーシアで犯罪組織に運び屋として雇われ、まずタイに渡って大麻の入ったスーツケースを受け取った後、空路フィリピンへ向かい、すぐにトランジットでマカオ行きのフライトに乗り換えていたこと、大麻の最終目的地が香港だったこと、男は成功報酬として1万マレーシアリンギット(約38万円)を受け取ることになっていたことなどがわかったという。同局では、男を麻薬・向精神薬密売罪で検察院送致するとともに、他の本件に関与したとみられる人物の行方を追っているとした。

 このところマカオ国際空港では同様の事案の摘発が相次いでいる。同局では、全世界及び近隣国・地域の警察当局との警務協力と情報交流を強化し、的を絞った効果的な方法でマカオを中継値とする麻薬密輸事案への対処に当たる考えを示した。

警察が公開した証拠品=2025年12月3日(写真:マカオ司法警察局)

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