マカオ税関が運び屋による密輸事案を直近5日間で7件摘発…大量のシガーや中古電子製品など発見

 澳門海關(マカオ税関)は12月14日、「水客」と呼ばれる違法な越境”運び屋”行為に対し、IT技術を活用するなど水際における法執行を強化して臨む中、直近5日間(12月5日から9日まで)に中国本土との主要な陸路の玄関口にあたる關閘イミグレーションの税関検査場において、運び屋による密輸事案を7件摘発したと発表。

 発見に至った密輸品の内訳は、シガー約4924グラム、中古電子製品(中古スマートフォンほか)52点、いわゆる上海蟹11キログラム、中国白酒9リットルで、このうちシガーと中古電子製品が密輸出事案、上海蟹と中国白酒が密輸入事案だったとのこと。

 密輸入事案は早期警戒アラートをきっかけに検査対象とした3台の越境自家用車の車内から、その他については税関検査場を徒歩で通過する際の緊張した様子や不自然な歩き方といった状況から検査対象として呼び止めた人物の着衣の下や携行品の中からそれぞれ発見に至ったものという。

マカオ税関が關閘イミグレーション施設で摘発した中古スマートフォンの密輸出事案=2025年12月5日(写真:澳門海關)

 上述の7件の密輸事案に関与した7人は37〜73歳の男女で、税関では全員について対外貿易法違反で起訴済みとした。

 一昨年(2023年)初頭のウィズコロナ転換による水際措置の緩和に伴い、マカオと中国本土、香港との相互往来が容易になって以降、いわゆる運び屋が絡む密輸事案が摘発されるケースが増えており、物品を着衣の下に隠すなどの手口や越境自家用車の悪用が目立つ。

 税関では、市民に対して出入境における携行品の出入りに関する法令を遵守し、報酬を目当てに運び屋行為へ従事しないよう重ねて呼びかけを行うとともに、今後も水際における各種取り締まり強化体制を維持して臨む考えを示した。

マカオ税関が關閘イミグレーション施設で摘発したいわゆる上海蟹の密輸入事案=2025年12月9日(写真:澳門海關)

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