マカオの2025年11月貨幣・金融統計公表…ローカルの預金残高が3ヶ月ぶり下落

 マカオ政府金融管理局は1月5日、昨年(2025年)11月のマカオの貨幣・金融統計を公表。内容のサマリーは下記の通り。

【マネーサプライ】
 流通貨幣が前月から0.0%上昇、通知預金は2.3%下落で、M1は1.5%減。また、準通貨負債は0.6%下落。M1及び準貨幣負債を含む広義貨幣供給量M2は0.6%下落の8317億マカオパタカ(日本円換算:約16兆2205億円)に。M2に占める通貨別の比率はマカオパタカが32.2%、香港ドルが43.9%、人民元が6.3%、米ドルが15.3%。

【預金】
 マカオ居民(マカオ居留権保有者)による預金残高は0.7%下落の8102億マカオパタカ(約15兆7980億円)で3ヶ月ぶり下落、非居民による預金残高については2.6%上昇の3494億マカオパタカ(約6兆8129億円)。公共部門の銀行システムへの預金残高は0.1%減の2329億マカオパタカ(約4兆5413億円)となり、これらを総合して計算した銀行システムの預金残高は0.2%増の1兆3924億マカオパタカ(約27兆1502億円)で3ヶ月ぶり増に。このうち、マカオパタカ、香港ドル、人民元、米ドルの占める割合はそれぞれ19.2%、44.7%、7.8%、26.4%。

【融資】
 地元民間部門への融資は前月から0.5%減の4955億マカオパタカ(約9兆6617億円)。対外民間部門への融資は3.2%下落の5059億マカオパタカ(約9兆8645億円)。銀行システムの総融資額は1.9%減の1兆0014億マカオパタカ(約19兆5261億円)となり、マカオパタカ、香港ドル、人民元、米ドルの比率はそれぞれ22.3%、43.7%、11.3%、18.7%。

【預貸率/不良債権比率】
 銀行のマカオ居民に対する預貸率は昨年11月末時点で前月末から横ばいの47.5%。非マカオ居民含む総体預貸率は1.6ポイント下落の71.9%。1ヶ月及び3ヶ月ベース計算による流動資産対負債比率はそれぞれ67.4%、58.8%水準。このほか、主に総融資額が前月から下落したことにより、不良債権比率は前月から0.1ポイント上昇の5.5%に。

マカオ金融管理局ビル(資料)=2025年7月本紙撮影

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