マカオ税関が中国本土からのサンパン船を使った密航事案摘発…2隻に6人

 澳門海關(マカオ税関)は1月10日、新型警務ITを補助手段として活用し、海上及び沿岸における配備を一層強化して違法行為の抑止と取り締まりに臨む中、同月8日にサンパン船と呼ばれる小型木造船2隻と男6人が絡む中国本土からマカオへの密入境事案を摘発したと発表。

 税関によれば、8日、海域スマート監視システムの早期警戒アラートを通じ、タイパ島の北東に位置するマカオ国際空港付近の海面に不審な小型船2隻がいるのを発見し、違法な活動が進められている可能性があったことから、即時に税関の高速パトロール艇とモーターボートを出動させるとともに、陸上からも税関のパトロール員も現場へ駆けつけ、空港の陸地部分と海上の滑走路との間を結ぶブリッジ部の底部で当該サンパン船2隻と乗船者6人の捕捉に成功したとのこと。

マカオ税関が摘発したサンパン船2隻と男6人が絡む中国本土からマカオへの密入境事案(写真:澳門海關)

 乗船者の男6人はいずれも中国人(中国本土居民)の男で、年齢は22〜59歳。うち5人がマカオ入境禁止処分の期間中だったことが明らかとなり、出入境管理施設不経由入境罪で司法機関に送致。その審理後、5人はそれぞれ禁錮3〜5ヶ月、執行猶予1年3ヶ月〜3年の判決を受け、6人全員の身柄を治安警察局の出入境管理庁に引き渡し済みとした。

 税関では、海上及び沿岸における配備の強化を継続するとともに、全面運用を開始した海域スマート監視システムと海上・陸上におけるパトロール、無人機(ドローン)偵察を組み合わせ、高リスク区域における的を絞った対応を進めていく考えを示した。

 近年、マカオでは入境禁止処分を受け、その期間中にある人物が絡む密航事案がしばしば摘発されている。今回と同様の中国本土からのサンパン船を使った密航事案の摘発は約3週間ぶり。

マカオ税関により出入境管理施設不経由入境罪で司法機関に送致された男ら(写真:澳門海關)

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