マカオ、2025年通期のタクシー違反検挙数は1898件…前年比118%増
- 2026/1/17 20:32
- 社会・政治
マカオでは、ひと頃に比べて状況は落ち着いたものの、依然として悪質タクシーが暗躍しており、市民や観光客の間から不満の声が多く聞かれ、当局が観光都市としてのイメージ低下につながるとして罰則強化など対策を進めてきた。
マカオ治安警察局が1月16日に公表した昨年通期(2025年1〜12月)の交通関連統計によれば、タクシー違反検挙数は前年同時期から118.2%増の1898件に上ったとのこと。
違反の内訳については、タクシー乗り場で行列順を無視して客を乗せる行為が306.6%増の1110件に上り、全体の58.5%を占めた。その他、乗車拒否が56.2%増の428件、いわゆるぼったくりが72.0%増の43件など。
マカオのタクシーをめぐっては、一部の悪質なタクシードライバーによるぼったくりや乗車拒否が大きな社会問題となったことを受け、2019年6月に罰金の大幅値上げや違反累積(5年内に4回)での免許取り消し制度の導入といった罰則の強化などを盛り込んだ改正タクシー法が施行され、以降は違反検挙件数は激減。2020年以降はコロナ禍での行動制限やインバウンド旅客数の低迷により違反検挙件数についても低位を維持してきた。しかしながら、2023年の年初からアフターコロナで社会・経済の正常化が進む中で需要の回復が進み、タクシー乗り場で行列順を無視して客を乗せる行為を中心に違反検挙数も増加傾向となっている。
同局では、タクシー業界に対する監理を強化するため、タクシー関連の苦情を受け付けた後、有権限部門へ車載記録装置のデータ開示を申請し、公平かつ公正な方法で法執行を進めており、2025年通期で同局が有権限部門へ申請した開示件数は前年から142.7%増の3247件に上ったという
また、同局はタクシー違反事例の増を抑制するため、観光名所地、イミグレーション施設、統合型リゾート(IR)周辺のタクシー乗り場におけるパトロール及び監視を重点的に継続し、配備計画を随時アップデートしながら取り締まりを強化実施するとともに、タクシー業界への積極的な広報と交流に取り組み、業界の自主規制と法令遵守、秩序維持を呼びかけ、タクシー業界のプロフェッショナルイメージの向上に努めているとした。





















