マカオ、2025年のカジノ売上に占めるVIPルームの割合は27.5%…前年から3.4ポイント拡大

 マカオのゲーミング規制当局(博彩監察協調局=DICJ)が1月16日に公表した昨年通期(2025年1〜12月)のゲーミング統計によれば、VIPルームによるカジノ売上(粗収益、Gross Gaming Revenue=GGR)を反映するVIPバカラ売上は前年から24.1%増の679.84億パタカ(日本円換算:約1兆3388億円)となり、全体に占める割合は3.4ポイント拡大の27.5%に。

 昨年通期のカジノ売上は前年から9.1%増の2474.04億パタカ(約4兆8722億円)で、コロナ前2019年同時期からの回復率は84.6%。回復を牽引しているのはマス(平場)部門で、昨年通期のマスのによる売上は1794.20億パタカ(約3兆5334億円)となり、2019年から17.5%、前年から4.3%のそれぞれ増。

 なお、マカオのカジノ市場では、近年マス(平場)シフトが顕著となっており、直近7年連続で5割未満に。具体的な推移は下記の通り。(2025年27.5%←2024年24.1%←2023年24.7%←2022年24.1%←2021年32.8%←2020年43.5%←2019年46.2%)

 このほか、昨年末時点のマカオの総ゲーミング(カジノ)テーブル台数は6000台、スロットマシン台数は1万2000台で、2023年第1四半期以降は横ばいに。同年1月1日施行の改正カジノ法(新カジノ法)施行によってテーブル及びマシン台数キャップ(上限)が設定されたことと関係しており、上記の数字はその上限値と一致する。改正直前の2022年12月末(テーブル5605台、マシン1万0775台)からは増、コロナ前2019年12月末(テーブル6739台、マシン1万7009台)からは減という状況。マカオのカジノ施設数は2022年第1四半期から昨年第2四半期まで変動なしが続いたが、昨年第3四半期末時点では28軒、昨年末時点で20軒まで減少。2021年末には42軒あり、コロナ禍による経営難や法改正など影響により衛星カジノ(サテライトカジノ)の営業終了が相次いだこと関連している。衛星カジノは1施設が直営方式に切り替え存続したものの、その他は昨年末までにすべて営業を終了している。

カジノのイメージ(資料)=本紙撮影

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