マカオ、2025年通期のインバウンド旅客数が14.7%増の4006万人に…日本旅客は26.1%増

 マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は1月23日、昨年通期(2025年1〜12月)及び12月の訪マカオ外客数(インバウンド旅客数)統計を公表。

 昨年通期のインバウンド旅客数は前年から14.7%増の4006万9360人(延べ、以下同)で、コロナ前2019年同時期と比較した回復率は101.7%。6年ぶりに最多を更新するとともに、史上初めて4000万人を突破した。

 旅客の内訳は、日帰り旅客が24.6%増の2352万4943人、宿泊を伴う旅客が3.1%増の1654万4417人。日帰り旅客の割合が上昇したことで、平均滞在時間は全体が0.1日短い1.1日となったが、日帰り旅客(0.2日)と宿泊を伴う旅客(2.3日)はいずれも変わらず。

 旅客ソース別で最多だったのは中国本土からの旅客で、18.5%増の2901万7164人、全体に占める割合は72.4%。第二の旅客ソースにあたる香港からの旅客は1.7%増の730万0582人、同第三の台湾からは19.4%増の99万6140人。

 国際旅客ソース(中国本土、香港、台湾以外から)についても13.7%増の275万5474人に。このうち東南アジアは、フィリピン(54万0284人)、インドネシア(20万8043人)、マレーシア(18万8977人)、タイ(18万5963人)で、それぞれ9.5%、13.6%、3.9%、38.1%増。シンガポール(11万7165人)は1.7%減。南アジアは、インド(11万4040人)が9.8%増。北東アジアは、韓国(54万7638人)と日本(15万9455人)がそれぞれ11.3%、26.1%増。長距離では、米国(16万2460人)が9.8%増。

 入境ルート別の割合は、陸路が全体の82.6%を占めた。以下、海路が9.8%、空路が7.6%。陸路、海路、空路のインバウンド旅客数がそれぞれ19.1%増、3.9%減、0.5%減。

大勢の観光客で賑わった2025年国慶節・中秋節大型連休中のマカオ・聖ポール天主堂跡付近の様子(資料)=2025年10月(写真:MGTO)

 昨年12月単月のインバウンド旅客数は前年同月から17.8%増の358万0130人。2019年同月と比較した回復率は116.1%。内訳は、日帰り旅客が23.0%増の210万7339人、宿泊を伴う旅客が10.9%増の147万2791人。平均滞在時間は0.2日短い0.9日で、宿泊を伴う旅客は0.2日短い2.1日、日帰り旅客は横ばいの0.2日。日本旅客は18.7%増の14万4369人。

 マカオでは2023年1月初旬からアフターコロナがスタート。以降、インバウンド旅客の急回復が進み、アフターコロナ3年目にしてコロナ前水準を超越するに至った。「自由行」と呼ばれる中国本土からの個人観光旅行スキーム(Individual Visit Scheme=IVS)について、2024年に対象地域の拡大が相次いだほか、昨年の年初からマカオと隣接する広東省珠海市の住民(珠海市戸籍者)は週1回マカオ渡航が可能となる「一周一行」簽註(=ビザに相当)、珠海市の横琴粵澳深度合作区の住民(戸籍者及び居住証保有者)に限っては渡航回数に制限のない(マルチ)「一簽多行」簽註の申請が可能になったことで、インバウンド旅客数の底上げにつながった。近年、政府は旅客ソースのダイバーシティ化を推進する目標を掲げ、各種施策を打ち出しており、国際旅客ソースの動向も注目されている。

2024年と2025年のマカオの入境旅客数(インバウンド旅客数)推移比較表(図版:DSEC)

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