マカオLRTの新路線計画が明らかに…6路線・総延長21キロ

 マカオ政府公共建設局(DSOP)は1月23日、新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」の整備構想を発表。既存路線の延伸と新路線を合わせ、将来的に6つの路線を建設する計画を明らかにした。

 短期・中期・長期と段階的に整備を進める計画で、総延長は約21.1キロとなる。具体的な路線と時期は下記の通り。

《短期的計画》
・建設中の東線の延伸部(地下線):2駅 約1.5キロ
・既存の石灣線の延伸部(高架線):3駅 約2.1キロ
《中期的計画》
・新線の南線(地下線):6駅 約7.7キロ
・新線の西線 第1期(地下線):2駅 *下記参照
《長期的計画》
・新線の西線 残区間(地下線):4駅 *全6駅で約3.7キロ
・新線のタイパ北線(地下線):5駅 約3.9キロ
・新線のタイパ中線(地下線):4駅 約2.2キロ

マカオ政府公共建設局が発表したマカオLRTの整備構想計画書より抜粋(図版:DSOP)

 同局では、新路線の特徴として、主要エリアをカバーすること、マカオと外地の玄関口となる主要イミグレーション施設と民生エリアを結び、既存路線と環状ネットワークを形成すること(タイパ線、東線、西線)、また悪天候対応や騒音・都市景観対策として主に地下線方式とすること、新システムや新技術の導入検討などを挙げた。

 今回の整備構想について、同局は(2026年)2月28日までパブリックコメントを実施し、専門家や一般市民を集めた公聴会を複数回開催するとともに、インターネットや書面で意見や提案を受け付けるとした。

 マカオLRTは マカオ初となる本格的な軌道系大量輸送機関として、2019年12月にタイパ線の一部区間が開業。現在はタイパ線、石排灣線、横琴線の3路線体制で営業運転を行っているほか、新線の「東線」が2023年8月に着工済みで、2028年完成予定とされる。建設中の東線を含め、日本の三菱重工業の全自動無人運転車両(AGT:Automated Guideway Transit)システム一式を採用しており、東京のゆりかもめなどと同タイプの日本製車輌が使われ、日本との縁も深いことで知られる。

マカオ政府公共建設局が発表したマカオLRTの整備構想計画書より抜粋(図版:DSOP)

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