マカオの2025年12月貨幣・金融統計公表…ローカルの預金残高が2ヶ月ぶり上昇、過去最多更新

 マカオ政府金融管理局は2月3日、昨年(2025年)12月のマカオの貨幣・金融統計を公表。内容のサマリーは下記の通り。

【マネーサプライ】
 流通貨幣が前月から0.1%、通知預金が9.1%のそれぞれ上昇で、M1は6.3%増。また、準通貨負債は0.7%上昇。M1及び準貨幣負債を含む広義貨幣供給量M2は1.1%上昇の8411億マカオパタカ(日本円換算:約16兆2268億円)に。M2に占める通貨別の比率はマカオパタカが32.0%、香港ドルが44.3%、人民元が6.3%、米ドルが15.2%。

【預金】
 マカオ居民による預金残高は1.2%上昇の8196億マカオパタカ(約15兆8083億円)で2ヶ月ぶりの上昇となり、再び過去最多を更新。非居民による預金残高については4.6%減の3333億マカオパタカ(約6兆4286億円)。公共部門の銀行システムへの預金残高は2.8%増の2394億マカオパタカ(約4兆6175億円)となり、これらを総合して計算した銀行システムの預金残高は微減の1兆3923億マカオパタカ(約26兆8545億円)で2ヶ月ぶり減に。このうち、マカオパタカ、香港ドル、人民元、米ドルの占める割合はそれぞれ19.4%、44.7%、7.8%、26.3%。

【融資】
 地元民間部門への融資は前月から0.8%減の4916億マカオパタカ(約9兆4819億円)。対外民間部門への融資は3.5%上昇の5237億マカオパタカ(約10兆1011億円)。銀行システムの総融資額は1.4%増の1兆0153億マカオパタカ(約19兆5830億円)となり、マカオパタカ、香港ドル、人民元、米ドルの比率はそれぞれ21.8%、42.5%、14.0%、18.0%。

【預貸率】
 銀行の非居民含む総体預貸率は昨年12月末時点で前月末から1.0ポイント上昇の72.9%、マカオ居民に対する預貸率は1.1ポイント下落の46.4%。1ヶ月及び3ヶ月ベース計算による流動資産対負債比率はそれぞれ65.4%、57.7%水準。このほか、不良債権比率は前月から0.6ポイント下落の4.6%に。

※上述のマカオ居民、非居民、地元民間部門、対外民間部門はいずれも個人及び企業を含む。

マカオ金融管理局ビル(資料)=2025年7月本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  端午節シーズンのマカオで毎年恒例開催されるスポーツイベント「2026年SJMマカオ国際ドラゴンボ…
  2.  マカオのコタイ地区及びマカオ半島新口岸地区で複数の統合型リゾート(IR)を運営するギャラクシーエ…
  3.  マカオ警察総局は3月6日、春節(旧正月)前後にあたる(2026年)1月26日から2月26日にかけ…
  4.  マカオ司法警察局は3月5日、銀行口座を他人に提供し、特殊詐欺に絡む巨額の送金を受け取ったなどとし…
  5.  マカオでは、世界的な健康意識の高まりを受け、マカオでは屋内公共エリア及び公園などの大半を禁煙とす…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は1月19日、国際旅客誘致策の一環として2024年と2025年に実施…
  2.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  3.  マカオ政府公共建設局(DSOP)は1月23日、新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」の整備構…
  4.  マカオ治安警察局は1月4日、昨年(2025年)通期の各種出入境関連統計の速報値を発表。  …
  5.  マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は1月1日、昨年(2025年)12月の月次及び年間のカジノ売…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2026年3月号
(vol.153)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun