マカオグランプリで「GTワールドカップ」世界初開催

マカオグランプリ委員会は4月22日に記者会見を行い、今年(2015年)11月の第62回大会で世界初の「FIA(国際自動車連盟)GTワールドカップ」を開催することを発表した。

マカオグランプリでは、2008年からFIA-GT3マシンを使用した「マカオGTカップ」を開催してきた実績がある。今年の第62回大会で初開催となる「GTワールドカップ」は、世界各地の著名コンストラクター、チーム、ドライバーの参加が見込まれることから、よりハイレベルの戦いが期待される。

一方、昨年まで10年間に渡ってマカオで最終レースを開催してきた看板レースの1つ、世界ツーリングカー選手権(WTCC)のカタールへの転出が決まり、今年のマカオ開催はない。マカオグランプリ組織委員会では、GTワールドカップを新たな目玉レースとしてプロモートしたい考え。

第62回マカオグランプリの開催日程は11月19〜22日。4日間の会期中、GTワールドカップのほか、フォーミュラ3(F3)マカオグランプリなど7種のレースが行われる。

グランプリ委員会によると、大会運営予算は前回大会と同じ約2億パタカ(日本円換算:約30億円)、売上は前回実績の5100万パタカ(約7億6500万円)をやや上回る見通しとのこと。

マカオグランプリ委員会、第62回(2015年)大会で「FIA(国際自動車連盟)GTワールドカップ」世界初開催を発表=4月22日、マカオ(写真:GCS)

マカオグランプリ委員会、第62回(2015年)大会で「FIA(国際自動車連盟)GTワールドカップ」世界初開催を発表=4月22日、マカオ(写真:GCS)

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