カジノ入場禁止令違反で実刑判決受けた男、減刑求めるも控訴棄却=マカオ

マカオカジノ当局によるカジノ入場禁止令に違反したとして1審で禁錮3ヶ月の実刑判決を受けた男が罰金刑または執行猶予への減刑を求めて控訴していた件について、マカオ中級法院(控訴裁判所)は5月4日、請求を棄却する決定を下した。

マカオ政府のカジノ監理当局にあたる博彩監察協調局は2013年8月、薬物犯罪などの前科累積を理由に、男に対してカジノ入場禁止を命じていた。しかし、その後間もなくの2014年1月、男がウィンマカオカジノに現れたところを同局職員が発見。男はすぐに逮捕、送検された。

第1審では、男のカジノ入場禁止令違反行為は故意かつ既遂であるとし、禁錮3ヶ月の実刑判決を下した。その後、男が罰金刑または執行猶予への減刑を求めて控訴していたが、中級法院は5月4日、カジノ入場禁止令違反が別の麻薬関連罪で執行猶予期間中に行われたこと、前科が累積しており再犯の可能性が高いことなどから、1審判決は妥当であるとし、男の請求を棄却した。

カジノフロアの監視システムのイメージ(資料)=マカオ理工学院ゲーミングティーチング&リサーチセンターの模擬カジノ施設にて—本紙撮影

カジノフロアの監視システムのイメージ(資料)=マカオ理工学院ゲーミングティーチング&リサーチセンターの模擬カジノ施設にて—本紙撮影

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