中国広東省のコンビニ飲料に殺鼠剤、死者1名=44歳容疑者逮捕、社会に不満か

中国広東省東莞市で5月28日、市内のコンビニエンスストアで購入した「王老吉」ブランドの紙パック入りドリンクを飲んだ市民らが相次いで中毒症状を起こす事件が発生。これまでに1名の死亡が確認されているという。

マカオの日刊紙「澳門日報」が5月30日付紙面で香港及び中国本土メディアの報道を引用して報じた。東莞市公安局は29日未明、遼寧省出身の44歳の男を逮捕した。男は注射針を使って市内にあるコンビニエンスストアチェーン「美宜佳」4店舗で商品に殺鼠剤を混入したことなど、犯行を自供したとのこと。動機については社会への不満とみられるという。

東莞市公安局は当該コンビニエンスストアチェーン運営会社に対し、市内店舗の店頭から毒物の混入があったものと同じ商品の撤去するよう要請。また、市民に対し、リスクを避けるため警戒解除を行うまで付近の店舗で類似商品を購入しないよう呼びかけているとのこと。

東莞市は香港と広州の中間に位置し、外資系企業も多く進出する工業都市。

東莞駅(資料)=中国・広東省ー本紙撮影

東莞駅(資料)=中国・広東省ー本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  アフターコロナ初年となったマカオの昨年(2023年)通期のカジノ売上(粗収益、Gross Gam…
  2.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)ギャラクシーマカオのイーストスクエアで4月24日、…
  3.  マカオ治安警察局は4月24日、同月22日に路線バスの車内で乗り合わせていた20代の女性の臀部に下…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月24日、マカオ半島新口岸地区にあるマカオグランプリ博物館でレゴ…
  5.  マカオ政府衛生局は4月23日夜、マカオで「人食いバクテリア」と呼ばれる細菌のひとつ、ビブリオ・バ…

ピックアップ記事

  1.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun