横琴新区「長隆国際海洋リゾート」最速来年5月1日開業

横琴新区に建設が進められている大型リゾート施設「珠海長隆国際海洋リゾート(珠海长隆国际海洋度假区)」について、横琴新区管理委員会の牛敬主席が、来年(2013年)半ば、最速で5月1日にも開業する見込みであると語った。また、当局として横琴島内外の交通網の整備を急ぐとともに、船舶によるマカオ含む近隣各地からの水上アクセスについても研究するとした。

リゾート第一期工程は今年末までに竣工する見通し。14日付の地元有力紙「澳門日報」が伝えた。

リゾートの当初開業予定時期は今年末だったが、来年5月1日または夏休み期間に開業が間に合う目途が立った模様。今回オープンする第1期プロジェクトには大型水族館を中心に海をテーマにした各種レジャー施設を擁する「海洋王国」と客室数1,888室を誇る「横琴ベイホテル(横琴湾酒店)」から成る。消息筋によると、日本の水族館の一部も魚などの展示品の提供で協力しているという。

リゾートの開業後、横琴を訪れる観光客が毎日10万人以上になるとの見込みで、ピーク時は1日15万程度の来訪を想定。マカオからはコタイ地区のロータスブリッジ(蓮花大橋)を経て至近にあることから、今後同ルートを経由した往来が一気に増えることも予想される。

珠海長隆国際海洋リゾートは広東省を中心に複数のテーマパーク、ホテル、飲食店等を傘下に持つ広州市の大手レジャー企業「長隆集団(Chimelong Group)」による開発プロジェクト。

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