横琴新区の土地公開入札、マカオ企業1社が参加

横琴新区の開発が始まって3年、経済特区と比べて豊富な優遇策が次々と打ち出されている。先日公開入札行われた横琴新区の5区画の土地のうち1区画がマカオ企業向け。横琴新区管理委員会の牛敬主任によると、5区画の土地に対して5つの応札があったが、マカオ企業向け区画については1つの応札だったという。

2012年12月16日付地元有力紙「澳門日報」が伝えたところによると、牛敬主任は土地オークション情報の発表後、20を超える企業から問い合わせがあり、うちマカオ企業も少なくなく、マカオ企業向けの1区画について、具体的な位置、効率、入札条件などに対する関心が高かったと語った。目下、横琴新区のインフラは十分でないため、今後各産業に適した土地が香港、マカオ、本土企業向けに用意される機会もあり、再び競争入札が実施される見込み。

横琴新区で進行中の23の重点プロジェクトに対する総投資額は1,200億人民元を超え、80の先端プロジェクトへの総投資金額として2,000億人民元の準備金があるという。ここ3年の累計完成固定資産投資額は362.8億人民元に上り、今年の投資はさらに170億人民元を超え、実に1日平均5,000万人民元の投資が横琴新区に投下されている計算。

重点プロジェクトの1つ珠海十字門中央商務区(CBD)の展示施設―本紙撮影

重点プロジェクトの1つ珠海十字門中央商務区(CBD)の展示施設―本紙撮影

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