マカオニュース画像

  • 産業・経済
  • 社会・政治
  • 珠江デルタ
  • 澳日関係
  • 科学・環境
  • 生活
  • スポーツ

マカオ、孫文が1893年に創設した「中西薬局」跡を年内一般公開へ

観光2016/01/10 11:34

辛亥革命(1911)によって清朝を倒し、中華民国を建国したことから「近代中国の父」と呼ばれる孫文(1866〜1925)。日本との縁が深い人物として知られるが、一時期マカオに暮らし、医師として開業していたことから、その足跡を辿ることができる場所も残っている。

マカオの政府系放送局TDMが1月9日夜のラジオニュースで報じた内容によると、マカオ政府文化局は同日、同局が修復プロジェクトを進めている草堆街80番地の「中西(チョンサイ)薬局」跡について、作業が間もなく完成するとし、(2016)年内にも一般公開を予定していることを明らかにしたという。

草堆街80番地の建物は長らく廃屋だったが、近年になって文化局が調査に乗り出したところ、複数の史料から1893年に孫文が創設した診療所兼調剤薬局「中西薬局」跡だったことが判明。マカオ政府は、歴史的、文化的に高い価値を有するものとし、辛亥革命100周年にあたる2011年、この建物を3600万パタカで買い取り、一般公開のための修復プロジェクトをスタートさせた。

修復中の建物は3階建てで、下層階が店舗と診療所、上層階が住居スペースとなっており、孫文が生活の拠点としていたとみられる。また、孫文は診療及び施薬を通じ、革命に向けた宣伝及び支持集めを行っていたともいわれている。中西薬局創設当時のマカオは1845年にポルトガルが清国の税関官吏を追い出し、1887年に正式に植民地化した直後にあたる。

草堆街は旧市街エリアの一角にあり、かつてマカオの主要港だった内港に近く、古くから商業地として栄えた場所で、現在も昔ながらの町並みが比較的多く残る。

マカオ政府文化局が修復を進める「中西薬局」跡=2015年7月(写真:ICM)

マカオ政府文化局が修復を進める「中西薬局」跡=2015年7月(写真:ICM)

関連コンテンツ

特集・コラム

>> 続きを読む

>> その他の記事

最新のマカオ新聞

2020年6月24日発刊 (7月号 vol.085」) マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

写真ニュース