春節直前の週末、中国からマカオへ正月用品買い出しの大移動=珠海・拱北出入境ゲートの単日通関人数41万人超…過去最高更新

中国広東省珠海市とマカオの間には複数のゲートウェイがあるが、最も利用者が多いのは陸路を徒歩で往来することができる拱北〜關閘ルートだ。

マカオの日刊紙澳門日報が2月1日付紙面で報じた記事によると、拱北出入境ゲートの通関人数が1月31日に初の大台突破となる延べ41万人超を記録し、過去最高を更新したことがわかったという。

この日は春節(いわゆる旧正月、2016年は2月8日が元旦にあたる)前の最後の週末で、例年、中国本土からマカオへお正月用品の買い出しに出掛ける人が多い日にあたるとのこと。また、近日は雨と気温が低い状態が続いていたが、週末はひさしぶりに天候が回復したことも旅客が集中した要因だったとのこと。

拱北出入境ゲートは中国最大規模の出入境ゲートとして知られる。統計によれば、昨年の通関人数は9.4%増の延べ1.2億人超、1日平均33万人超を記録。昨年の単日最高記録は39.9万人だった。

正月用品を取り扱うマカオの商店主に話を聞くと、中国本土ではマカオで販売されている商品の方が安全性や信頼性が高いと考える傾向が根強いといい、わざわざ越境して買い出しにやってくるのだそう。

マカオとの陸路の玄関口のとなる広東省珠海市の拱北出入境ゲート(資料)—本紙撮影

マカオとの陸路の玄関口のとなる広東省珠海市の拱北出入境ゲート(資料)—本紙撮影

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