廃業の老舗タバコ店、復元展示検討―文化局

聖ドミニコ教会近くで70年に渡り営業を続けてきた老舗タバコ店「寶興煙行」が今年いっぱいで廃業するのに伴い、店主の梁鳳喜氏が文化的価値の高いとされる看板などの店内備品をマカオ政府文化局に寄付したことがわかった。

店主によると、数多くのアンティーク愛好家から譲り受けの要望があったというが、多くの市民にノスタルジーを感じてもらうために活用してもらいたいという意向から文化局への寄付を希望したとのこと。

マカオ政府文化局では寄付された店舗備品を必要に応じて修復、保存するほか、将来的な店舗の復元展示も視野に入れた測量作業も行っている。

寶興煙行はマカオで最も長い歴史を持つ老舗の代表的存在として知られる。

文化局に寄付された店舗看板の一部 (c) ICM 文化局

文化局に寄付された店舗看板の一部 (c) ICM 文化局

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