VIP・マスともに安定化の兆候…マカオカジノ大手ギャラクシーが今年Q1業績公表

マカオのカジノ経営ライセンスを保有する6陣営の一角、ギャラクシーエンターテイメントグループ(GEG)は4月27日、今年第1四半期(2016年1〜3月期)業績を公表した。

GEGの今年第1四半期の売上高は昨年第4四半期から1%増、前年同期から2%減となる134億香港ドル(日本円換算:1924億円)、EBITDAは同2%減、6%増の24億香港ドル(約345億円)だった。

カジノ部門については、VIPルームによる売上が昨年第4四半期から5%増の54.5億香港ドル(約782億円)、マスゲーミング(平場)は同2%増の32.8億香港ドル(約471億円)に。ノンゲーミング部門については、昨年第4四半期からおよそ1割減となったものの、前年同期からは71%増の6.66億香港ドル(約96億円)だった。

GEGの呂志和会長は業績公告の中で、継続して短期的なマーケット安定化の兆候を見ることができているとし、グループではマカオの長期見通しに自信を持っており、(旗艦IR=統合型リゾート施設)ギャラクシーマカオの第3期拡張プロジェクトを着実に推進していくとコメントした。

マカオ・コタイ地区のIR「ギャラクシーマカオ」俯瞰(資料)=2015年8月—本紙撮影

マカオ・コタイ地区のIR「ギャラクシーマカオ」俯瞰(資料)=2015年8月—本紙撮影

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