マカオ、月次カジノ売上27ヶ月ぶりプラスに=8月1.1%増の188.36億パタカ(約2434億円)

マカオ政府博彩監察協調局は9月1日、今年(2016年)8月のマカオの月次カジノ売上について、前年同月比1.1%、前月比6.0%のぞれぞれ増となる188.36億パタカ(日本円換算:約2434億円)だったとする最新統計を公表した。

マカオの月次カジノ売上は一昨年6月から前月まで26ヶ月連続で前年割れだったが、長いトンネルを抜け、ようやくプラスに転じた。

8月については、8月22日午後8時に大型カジノIR(統合型リゾート)ウィンパレスが開業したことで、一定の底上げ効果があったものとみられる。

今年1〜8月の累計カジノ売上は1443.96億パタカ(約1兆8663億円)で、前年同期比9.1%減。マイナス幅は前月から1.4ポイント縮小した。

なお、昨年通期の累計カジノ売上は、前年から34.3%の大幅減となる2308.40億パタカ(約2兆9835億円)で、2年連続で前年割れとなり、金額は2011年実績をやや下回る水準にまで逆戻りした。

【資料】2016年のマカオの月次カジノ売上の推移(カッコ内は前年比)
・1月:186.74億パタカ=約2414億円(21.4%減)
・2月:195.21億パタカ=約2523億円(0.1%減)
・3月:179.81億パタカ=約2324億円(16.3%減)
・4月:173.41億パタカ=約2241億円(9.5%減)
・5月:183.89億パタカ=約2377億円(9.6%減)
・6月:158.81億パタカ=約2053億円(8.5%減)
・7月:177.74億パタカ=約2297億円(4.5%減)
・8月:188.36億パタカ=約2434億円(1.1%増)
>1〜8月累計:1443.96億パタカ=約1兆8663億円(9.1%減)

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

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