第63回マカオGP、全日本F3選手権トップの山下健太ら日本人ドライバーも多数参戦

長い歴史を持つモーターレースの祭典として高い知名度と人気を誇るマカオグランプリ。今年(2016年)の「サンシティグループ第63回マカオグランプリ」は11月17日から20日までの4日間、マカオ市街地の公道を使用した「ギア・サーキット」を舞台に開催を予定している。

大会組織委員会は10月6日に記者会見を開き、今大会の見どころなどを紹介。看板レースとなるF3マカオグランプリが従来のインターコンチネンタルカップから国際自動車連盟(FIA)主導のワールドカップへ格上げとなった。また、前回大会からスタートしたFIA-GT3規定車両によるGTワールドカップも継続開催される。2つのワールドカップが同時開催されるのは世界で初めてのケースとなる。このほか、今年で50回目を迎えるモーターサイクルグランプリなど7つのレースの開催が予定されている。

今大会には世界各地からおよそ200人のドライバーが参戦を予定しているとのこと。多くの日本人選手がエントリーしていることも明らかとなった。

10月6日時点のリストでは、「F3マカオグランプリ」に2016全日本F3選手権(第17戦終了時点)でトップに立つ山下健太(所属チーム:ThreeBond with T-Sport)、3位の坪井翔(Team TOM’S)、5位の牧野任祐(Toda Racing)、7位の佐々木大樹(B-Max Racing Team)の4人、「GTワールドカップ」に吉本大樹(HubAuto Racing)、「マカオロードスポーツチャレンジ」には木下みつひろ(GTO Racing Team)のエントリーが確認できた。

なお、F3マカオグランプリには前々回、前回と2大会連続優勝したスウェーデンのフェリックス・ロゼンクビスト(SJM Theodore Racing by Prema)も参戦を予定しており、前人未到の3連覇に挑む。

F3マカオグランプリは若手ドライバーのF1への登竜門として知られる存在。アイルトン・セナやミハエル・シューマッハといったF1優勝経験者も複数輩出している。2001年に日本人初優勝を飾った佐藤琢磨も翌年からF1に参戦した。

第63回マカオグランプリ概要説明会=10月6日、マカオ(写真:GCS)

第63回マカオグランプリ概要説明会=10月6日、マカオ(写真:GCS)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は4月20日、シンガポールからマカオへ向かう航空機内で別の客の荷物から現金を盗ん…
  2.  マカオ司法警察局は4月18日、架空の詐欺被害をでっち上げたとしてマカオを訪れていた中国人(中国本…
  3.  マカオ政府衛生局は4月19日夜、「人食いバクテリア」と呼ばれる細菌のひとつ、ビブリオ・バルニフィ…
  4.  マカオ政府統計調査局は4月19日、今年(2024年)2月の飲食業と小売業に関する景気調査結果を公…
  5.  4月19日付のマカオ特別政府区公報に「不動産需要管理に関する税制措置の撤廃」法が掲載され、翌日(…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年4月号
(vol.130)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun