香港でヒトへの鳥インフル感染確認…今冬2例目=患者は広東省で家禽と接触歴ある70歳男性

香港で今冬2例目となるヒトへの鳥インフルエンザ(H7N9)感染事例が確認された。

香港政府衛生署衛生防護中心が今月(12月)30日に公表した情報によれば、患者は70歳の男性で、九龍のプリンセス・マーガレット病院で治療を受けているが、容体は深刻な状況にあるとのこと。

患者は今月14日に中国・広東省中山市を訪れた際、移動式の生きた家禽の販売ブースに立ち寄ったという。また、患者は26日になって発病したと話しているというが、入院時の臨床評価及び胸部X線検査の結果を踏まえ、当局ではこの日以前に発病していた可能性があるとした。

香港衛生防護中心では、これまでに患者の密接関係者17人、その他接触者85人を確認済み。いずれも症状は出ていないというが、予防のため抗ウイルス薬による治療を5日間受ける必要があるという。

なお、香港で今冬初のヒトへのH7N9感染が確認されたのは今月19日のことだが、患者の75歳男性は25日に死亡した。

香港特別行政区(資料)-本紙撮影

香港特別行政区(資料)-本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  2.  アフターコロナ初年となったマカオの昨年(2023年)通期のカジノ売上(粗収益、Gross Gam…
  3.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)ギャラクシーマカオのイーストスクエアで4月24日、…
  4.  マカオ治安警察局は4月24日、同月22日に路線バスの車内で乗り合わせていた20代の女性の臀部に下…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月24日、マカオ半島新口岸地区にあるマカオグランプリ博物館でレゴ…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…

注目記事

  1.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun