滋賀の銘酒「松の司」がマカオの大型IRでプロモーションイベント開催

昨今、マカオでも日本食がブームと続く中、日本酒に対する興味関心も高まっており、日本酒を取り扱うレストランや小売店も増えている状況だ。

9月30日、マカオ・コタイ地区にある大型IR「ウィンパレス」で日本酒「松の司」で知られる松瀬酒造(滋賀県竜王町)がプロモーションイベントを初開催した。

午後に開催された「松の司マスターコース」には、ウィンパレスをはじめとしたマカオの大型IRのソムリエや料飲部門の担当者など香港・マカオから約20人のバイヤーが参加。松瀬酒造の社長で六代目蔵元の松瀬忠幸氏、同社の海外進出をサポートするRed Bridge代表の大橋健一氏による松の司の紹介と本格的な利き酒が行われた。参加者からは、竜王町の豊かな自然のほか、有機米や昔ながらの製法へのこだわり、地域文化に根ざして歩んできた歴史といった点に大きな関心が示された。

夜はリゾート内の日本料理レストラン「Mizumi」に約70人のVIPゲストを招き、メーカーズディナーを開催。松の司の5種類の日本酒と日本直送の旬の食材を使った料理のペアリングを楽しんだ参加者からはテーブルをめぐる松瀬氏に好意的なコメントが寄せられていた。

松瀬氏によれば、現在、海外では香港、シンガポール、フランス、アメリア向けに出荷しているとのこと。マカオではMizumiのほか、香港系ワインショップチェーンのワトソンズワインでの取り扱いがまもなくスタートする予定という。

「松の司マスターコース」でバイヤーらが利き酒した5商品=2017年9月30日、ウィンパレス-本紙撮影

「松の司マスターコース」でバイヤーらが利き酒した5商品=2017年9月30日、ウィンパレス-本紙撮影


「松の司マスターコース」でバイヤーらが利き酒した5商品=2017年9月30日、ウィンパレス-本紙撮影

「松の司マスターコース」でバイヤーらが利き酒した5商品=2017年9月30日、ウィンパレス-本紙撮影

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