マカオのホテルに爆弾仕掛けたと偽の通報繰り返す…香港人兄妹逮捕

マカオ司法警察局は10月20日、同月17日から18日にかけて、マカオ治安警察局及び司法警察局に合計16回電話をかけ、このうち9回でマカオ半島新口岸地区にあるホテルに爆弾を仕掛けたとする偽の通報を行なったほか、電話の中で警察官を粗暴な言葉で罵ったとして香港人の兄妹(兄:38歳、妹:37歳)を逮捕したと発表した。

治安警察局及び司法警察局では、通報を受ける度、ホテルで爆弾の捜索を実施したが、いずれも疑わしい物品は見つからなかったという。その後、司法警察局が捜査に着手し、電話をかけた人物の身元を特定。被疑者がマカオから香港に向けて出発する直前、マカオ外港フェリーターミナルで身柄の拘束に成功した。

2人は警察の調べに対し、犯行を否認しているといい、警察が動機の解明を進めている。司法警察局では、偽の通報を行う行為は警察力の浪費はもとより、社会秩序に混乱を与えることから、厳しく責任を追及されるべきものとし、2人を犯罪威嚇及び加重侮辱の罪で送検する方針を示した。

マカオ司法警察局(資料)—本紙撮影

マカオ司法警察局(資料)—本紙撮影

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