マカオ、乗客の忘れ物のコートを着服したタクシー運転手逮捕…中には多額の現金

マカオ治安警察局の発表によれば、12月5日午後8時頃、マカオ国際空港からタイパ島のタクシーを利用したマレーシア人の乗客から車内におよそ2万米ドル(日本円換算:約225万円)、2000シンガポールドル(約17万円)の現金などが入ったコートを置き忘れたと通報があったという。

その後、警察が乗客から提供されたタクシーのナンバープレートの情報などからドライバーを特定。50代のマカオ人のタクシー運転手を警察に呼んで事情を聞いたところ、忘れ物を着服したことを認めた上、発覚を恐れてコートと現金の一部をマカオ国際空港近くの高架道路の下の草むらに、残りを現金を自身のスクーターの収納スペースに隠したと供述したという。

警察は、このタクシー運転手を拾得物不法占有の疑いで逮捕し、速やかに同罪で送検する方針。

近年、マカオでは一部の悪質なタクシー運転手によるぼったくりや乗車拒否、忘れ物の着服などが大きな社会問題となっている。

忘れ物のコートとその中に入っていた現金など(写真:マカオ治安警察局)

忘れ物のコートとその中に入っていた現金など(写真:マカオ治安警察局)

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