マカオ、バス停周辺の禁煙ゾーン示す路上サインの色を目立つ色に変更へ

マカオでは、今年(2018年)1月1日から改正新禁煙法(喫煙予防及びコントロール法)が施行となった。

マカオ国際空港とカジノに設置された喫煙所を除く屋内パブリックエリアを全面禁煙としたほか、屋外に関してもバス停・タクシー乗り場の周囲10メートルが新たに禁煙ゾーンに設定された。また、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、新聞スタンド等の店頭におけるたばこ製品の公開陳列が禁止となり、禁煙ゾーンにおける違反喫煙に対する罰金が従来の2.5倍に相当する1500パタカ(日本円換算:約2万1000円)になるなど、各種罰金が大幅に引き上げられた。

マカオの政府系放送局TDMは1月14日、改正新禁煙法をテーマにした公開生討論番組を放送。パネリストの1人として出演したマカオ政府衛生局喫煙コントロールオフィスの鄧志豪主任によれば、1月1日から12日午後までの禁煙ゾーンにおける違法喫煙検挙者数は前年の同じ時期から21%減となる延べ(以下同)108人で、このうち新たに禁煙ゾーンに設定されたバス停・タクシー乗り場周囲における検挙者は25人だったとのこと。

また、同氏はバス停・タクシー乗り場周辺の路上に表示する禁煙ゾーンラインの色について、多くの意見が寄せられているとした上、現状の濃いグレーでは目立ちにくく、より容易に認識できるよう白色に変更する考えを明らかにした。

新たに禁煙ゾーンに設定されたバス停の周囲を巡回するSSMの「禁煙Gメン」たち=2018年1月1日(写真:SSM)

新たに禁煙ゾーンに設定されたバス停の周囲を巡回するSSMの「禁煙Gメン」たち=2018年1月1日(写真:SSM)

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