マカオの大型カジノIR「MGMコタイ」で消防訓練実施…1月29日オープン予定

マカオのカジノ運営ライセンスを保有する6陣営の一角、MGMチャイナホールディングスがマカオ・コタイ地区で開発を進める新規大型カジノIR(統合型リゾート)「MGMコタイ」で1月19日、マカオ消防局と運営会社による合同消防訓練が実施された。

マカオでは新ホテル開業前の最終段階で突発的な事故が発生した際の対応や関係当局との協力体制の確認を目的とした大掛かりな消防訓練を行うのが通例となっている。同施設は1月29日の開業予定とアナウンス済み。

今回の訓練は、ホテル7階の客室で火災が発生したとの想定で実施され、ホテルの警備スタッフが火災を認知して消防局に通報するところからスタートし、緊急セキュリティ対策計画に沿った避難指示及び安全な避難場所への誘導ルート、緊急車両の進入と消防隊員による消火活動、負傷者への応急処置と救急搬送の手順などを確認。消防局からは34人の消防士と8台の消防車が参加し、事前想定通りとなる約1時間で無事終了したという。

これまでに発表された情報を総合すると、MGMコタイの敷地面積は約400万平方フィート(約3万7612平米)で、カジノ、多目的シアター、1400室規模のホテル、コンベンション施設、スパ、リテールショップ、料飲施設などで構成され、コタイ地区における宝石箱をイメージしたという外観デザインが特徴。純金24Kの金箔3万2千枚を使った高さ11メートル、重さ11トンという巨大なライオン像を設置することでも話題となっている。

「MGMコタイ」で実施された消防訓練の様子=2018年1月19日(写真:マカオ消防局)

「MGMコタイ」で実施された消防訓練の様子=2018年1月19日(写真:マカオ消防局)

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