マカオ 18年3月末の外貨準備高約2兆0787億円=前月から2.9%減

マカオ政府金融管理局は4月16日、今年(2018年)3月末のマカオ特別行政区の外貨準備高(外匯儲備資産総額)の初歩統計が1569億パタカ(194.1億米ドル、日本円換算:約2兆0787億円)だったと発表した。

訂正後の今年2月の数値1616億パタカ(200.5億米ドル、約2兆1407億円)から2.9%の減となった。

今年3月末の外貨準備高は前月末のマカオ流通貨幣の約10倍、広義マネーサプライ(M2)におけるマカオの法定通貨、マカオパタカ分の82.9%だった。

また、同月のマカオパタカの貿易加重指数は100.5で、前月から0.25ポイント、前年同月から8.51ポイントのそれぞれ下落。主要貿易相手国・地域の通貨に対して前月比、前年同月比でいずれもマカオパタカ安の状況にあることを示している。

マカオは面積約30平方キロ(山手線の内側の半分)、人口約65万人という小さな地域だが、マカオの年間カジノ売上は世界最大を誇り、年間およそ3200万人の旅客が訪れるアジア有数の観光都市として知られる。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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