マカオ 18年7月末の外貨準備高約2兆1586億円=前月末から2.7%増

マカオ政府金融管理局は8月15日、今年(2018年)7月末のマカオ特別行政区の外貨準備高(外匯儲備資産総額)の初歩統計が前月から2.7%増の1569億パタカ(194.1億米ドル、日本円換算:約2兆1586億円)だったと発表した。

今年7月末の外貨準備高は前月末のマカオ流通貨幣の約10倍、広義マネーサプライ(M2)におけるマカオの法定通貨、マカオパタカ分の82.3%だった。

また、同月のマカオパタカの貿易加重指数は104.8で、前月から1.56ポイント上昇、前年同月から0.88ポイントの下落。主要貿易相手国・地域の通貨に対して前月比でマカオパタカ高、前年同月比でマカオパタカ安の状況にあることを示している。

マカオは面積約30平方キロ(山手線の内側の半分)、人口約65万人という小さな地域だが、マカオの年間カジノ売上は世界最大を誇り、年間およそ3200万人の旅客が訪れるアジア有数の観光都市として知られる。

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

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