マカオの18年1〜9月累計カジノ税収17%増の約1兆1213億円…歳入の8割占める=年度予算執行率は早くも97.5%に

マカオ政府財政局が10月18日付で公表した最新の財政収支データによれば、今年(2018年)1〜9月累計の歳入は前年の同じ時期から16.0%増の992億9360万マカオパタカ(日本円換算:約1兆3862億円)で、年度(1〜12月)予算執行率は94.3%となった。

このうち、ゲーミング(カジノ)税収は17.0%増の803億1950万マカオパタカ(約1兆1213億円)で、年度予算執行率は97.5%。歳入に占めるゲーミング税の割合は80.9%。

マカオにおけるゲーミング税の税率は、カジノの場合で売上のおよそ40%に設定されている。マカオの月次カジノ売上は2014年6月から2016年7月まで26ヶ月連続で前年割れとなったが、以降、今年9月まで26ヶ月連続で対前年プラスを維持している。

歳出は7.2%増の535億2110万マカオパタカ(約7472億円)で、年度予算執行率は54.4%にとどまった。投資計画分が対前年で2桁増となっているが、経常性費用に限ると5.8%増。

財政収支は457億7250万マカオパタカ(約6390億円)の黒字で、前年同期から28.3%増、年度予算執行率は661.2%にも達している。

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

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